英語を勉強するために毎年10万人近い韓国人がやってくるフィリピン。日本からの留学生もすでに年間2万人を超えており、台湾やベトナム、中東などから来る人も増加中です。
なぜこれほど多くの外国人がやってくるのか?それはフィリピンでの英語留学に数多くのメリットがあるからです。主なメリットとして次のようなものが挙げられます。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
フィリピンは7,000以上の島でできた群島国家で、タガログ語やセブアノ語など地域ごとに異なる言語が使われています。このため、異なる地域間での交流のためのフィリピン全体での共通語が必要されてきました。
16世紀にスペインの植民地となって以来、フィリピンではスペイン語が共通語として使われていました。しかし、1898年に米西戦争でスペインが敗れ植民地フィリピンがアメリカに譲渡されて以降は英語が共通語となりました。
その影響で今でもフィリピンでは英語が公用語とされ、小学校から大学に至るまで授業は英語で行われるなど生活に英語が密着しており、フィリピンは東アジア最大の英語国家と言われています。
もちろん、すべてのフィリピン人が英語が流暢というわけではありません。ブロークンイングリッシュのタクシードライバーもいますし、片言のやり取りすらできない食堂のおばちゃんもいます。街を歩く人すべてが英語が上手というのはウソです。
しかし、フィリピンの人口は約1億人で大学進学率は30%です。ですので、英語で高等教育を受け、英語で卒業論文を書けるレベルの英語人材が3,000万人程度いることになります。なおかつ、彼らの人件費は日本など先進国に比べて格安です。
彼ら安くて豊富な英語人材はフィリピンの強力な武器となっており、アメリカ企業のコールセンターの進出先首位の座をインドから奪い取ったほどです。英語学校がフィリピンに進出するのも、英語を教えられるレベルの英語人材が豊富にいて、なおかつ人件費が安いからなのです。
フィリピン留学の最大のメリットと言われるのが留学費用の安さです。どれくらい安いのか?かつて日本人留学生が最も多かったアメリカと比較してみましょう。
英語を学ぶ語学留学を4週間する場合の学費と寮費(またはホームステイ代)の合計で比べてみます。あくまでも平均値ですがアメリカは2,200ドルです。
これに対し、地域や学校によって差はありますが、平均するとフィリピンでは1,500ドルです。単純比較でフィリピンのほうが3割安いことが分かります。
これは学費と寮費だけの比較ですので、日本からアメリカ、フィリピンへの渡航費、ビザ代、現地での生活費なども含めると、日本からの距離、アメリカとフィリピンの物価の違いも影響して差はさらに広がります。
さらに、アメリカとフィリピンでは1日の授業時間数が違います。
アメリカ留学では1日の授業コマ数は平均5コマです。仮に4週間留学すると受ける授業コマ数の合計は、1日5コマ×週5日×4週間=100コマです。100コマで2,200ドルですから1コマあたりの費用は22ドルとなります。
これに対してフィリピンでは無料授業などもすべて受けると1日平均9コマです。4週間だと1日9コマ×週5日×4週間=180コマです。これで1,500ドルですから1コマあたりでは1,500ドル÷180コマ=8ドルということになります。
つまり、1コマあたりの費用で比べると、フィリピン留学はアメリカの3分の1ということです。なんと3倍も違うのです。
3倍違うということは授業コマ数が同じであればアメリカの3分の1の費用で済むし、同じ費用を出せばアメリカに留学する場合の3倍の授業を受けることができるということです。これは大きなメリットですよね。
高いお金を払ってなぜ海外に留学するのか? 留学する価値は何なのか? それは英語で聞く量、話す量を増やすことにあります。(詳しくはこちらのページ)
英語力を構成する要素の内、文法知識や単語量はわざわざ留学しなくても日本で伸ばすことは可能です。しかし、リスニングとスピーキングの能力は、どうしても会話練習をした量に比例する部分があります。
ですが、日本国内で聞く量、話す量を増やすのはどうしても限界があります。だから海外に留学するのです。そして、聞く量、話す量を増やすのに最適なのがマンツーマンレッスンです。
例えば、20人クラスのグループレッスンを60分受ける場合、自分が話すことができる時間は最大でも3分です。これがマンツーマンレッスンだと、60分すべてを自分で使うことができます。徹底的に聞いて話して会話力をアップさせる。これがマンツーマンレッスンの強みです。
また、我々日本人は集団の中で発言するのが苦手ですよね。20人クラスで他の19人を気にせずに話せる人は少ないのではないでしょうか? 日本人にはグループレッスンよりもマンツーマンレッスンのほうが向いているのです。
ところが、アメリカ留学は基本的にグループレッスンだけです。マンツーマンを受けるには高い追加料金が必要です。これに対して、フィリピン留学では授業の半分前後がマンツーマンレッスンです。
例えば、1日8コマの授業の内、4コマがマンツーマン、4コマがグループレッスンといった感じです。中には授業すべてをマンツーマンにできる学校もあります。(詳しくはこちらのページ)
人件費が安いフィリピンだからこそできる、マンツーマンレッスン中心の英語留学。押しの弱い我々日本人にとっては大きなメリットです。
マンツーマンレッスンにはさらに大きなメリットがあります。それは英語教師を家庭教師的に使えることです。
フィリピンの多くの英語学校ではマンツーマンレッスンの授業内容を学生の希望に合わせて決めることができます。多くの学生はレベルチェックの結果を基とした学校側の提案通りで授業を受けるのですが、自分の希望通りの内容にすることも実は可能なのです。
ですので例えば、TOEIC対策をしたいので日本からTOEICの教材を持ち込んでそれを使ってマンツーマンレッスンをしてもらうことも可能です。外国の取引先と今までに英語でやり取りしたメールをプリントアウトして持っていき、それを添削指導してもらうこともできます。
つまり、マンツーマンレッスンで英語教師を自分専用の家庭教師のように使うことができるということです。もし日本で外国人家庭教師を雇うとどれだけ費用がかかるか。フィリピン留学のマンツーマンレッスンがどれだけオトクか分かるのではないでしょうか。
フィリピンでは多くの学校が、正規の授業とは別に無料で受けられる課外授業を設けています。
例えば、午前4コマ、午後3コマ正規の授業を受けて、それとは別に夕食後に2コマの無料授業がある、といった形です。複数の科目の無料授業を開設し、その中から学生が受講する科目を自由に選択できるようにしている学校も多いです。
学校によって変わりますが無料授業には次のような科目があります。
正規の授業にプラスアルファで無料授業を受けることができる。人件費が安いフィリピンだからこそできるメリットです。
フィリピンの多くの学校では学費の中に朝昼晩の3食の食事代も含まれています。学費とは別に追加で食費を払う必要はありません。含まれているのは食費だけではありません。
ほとんどの学校で掃除代、洗濯代も学費に含まれており、部屋の掃除、衣服や寝具の洗濯は寮のスタッフがすべてやってくれます。つまり、食事の準備や後片付け、掃除、洗濯などを自分でやる必要が一切ないということです。
このため、フィリピンでの留学中は朝から晩まですべての時間を勉強だけに使えるのです。これもまた、人件費が安いフィリピンだからこそできることです。
アメリカやオーストラリアなどでの留学ではホームステイが一般的です。ホームステイで問題になるのが通学時間です。学校は市内中心部、ステイ先は町の郊外にあることが多いため、通学には30分から1時間以上かかるのが普通です。
これに対してフィリピンの多くの学校では寮と同じ建物または敷地の中に教室があるので通学時間はゼロです。寮が別の場所にある学校もありますが、通学にかかる時間は長くても10分程度です。
数日や1週間程度ならばともかく、4週間や8週間という長期の留学で毎日学校との往復に1~2時間も取られるのは大きな時間ロスです。フィリピン留学では通学に時間を取られないで済みます。また、通学にかかる交通費も必要ないのでオトクです。
日本からの距離が近いのもフィリピン留学のメリットです。
アメリカに留学する場合、ロサンゼルスなど西海岸で11時間、ニューヨークなど東海岸では13時間もかかります。これに対して、フィリピンへはわずか4時間半。アメリカに留学する場合の半分以下です。
ですので、フィリピンであれば日曜日に出発して月曜から金曜まで授業を受け土曜日に帰国するという1週間留学も可能です。長い休みが取れない社会人にとって移動に要する時間が少ないというのは大きなメリットです。
また、距離が短くなれば飛行機のチケット代も安くなりますし、なにより半日近くも飛行機の狭い座席に押し込まれずに済むのは大きな利点ではないでしょうか。
日本との時差が少ないこともメリットとして挙げられます。
アメリカに留学する場合の日本との時差は、ニューヨークなど東海岸で14時間、ロサンゼルスなど西海岸では17時間もあります。これに対して、フィリピンとの時差はわずか1時間。例えば日本が8時の時、フィリピンは7時です。
時差が少ないので時差ボケに苦しむ必要もありません。体への負担が少なく留学初日から万全の体調で勉強できるのがフィリピン留学です。
フィリピンの首都マニラへは東京、名古屋、大阪、福岡から、ビーチリゾートのセブへは東京、名古屋、大阪から直行便があります。
群島国家であるフィリピンは国内線も発達しているので、マニラで国内線に乗り継げば、バコロドやイロイロなどそれ以外の都市にも簡単に行くことができます。
また、フィリピンと成田、中部、関西、福岡空港を結ぶ路線にはセブパシフィックやジェットスターなどの格安航空会社(LCC)が就航しており、割引セールを利用すればフィリピンまで片道数千円で行くことも可能です。
アメリカの留学ビザを取るのはとにかく大変です。必要書類が多い上、アメリカ大使館に行って面接まで受けなければなりません。ビザを取るのに1ヶ月はかかります。
これに対してフィリピンはビザ手続きが非常に簡単です。飛行機でフィリピンに到着して入国審査を受けるときに無料でビザを取得できます。事前にビザを取る必要がないのです。
準備に時間をかけなくて良い。忙しい社会人には大きなメリットです。
空港で発給されるビザの滞在期限は30日間です。では30日を超えて留学する場合はどうすれば良いのでしょうか?
フィリピンでは留学した学校のスタッフがビザ手続きを代行してくれます。30日になる前に学校にパスポートを渡して手続きをお願いする。これだけでOKです。
ですので、留学中に現地でビザの延長作業に時間使わずに済み、勉強に打ち込むことができます。
かなり長くなってしまいましたので、最後にもう一度メリットをまとめておきます。
もちろんメリットばかりではありません。フィリピン留学にはデメリットもあります。(参考:フィリピン留学のデメリット)
ですがこれだけ多くのメリットがあるフィリピン留学を活用しないのももったいない話です。デメリットもしっかり理解した上でフィリピン留学のメリットを美味しく利用しましょう。
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